FISC 金融情報システムセンター

刊行物詳細

セキュリティポリシー

金融機関等のセキュリティポリシーの策定・運用に関する研究会報告書

発行年月2001/06
価格(税込)

教育機関向け価格:4,000円

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概要

 近年、金融機関の経営や業務展開における、情報システムの活用の質量両面での飛躍的拡大、システムの分散化やネットワーク化の進展による情報システムのユーザー層の拡大といった状況を背景として安全対策の趣旨徹底と遺漏のない履行のための全社的な意思統一を図る施策を明文化したセキュリティポリシーの必要性が高まってきました。

 当センターでは、わが国金融機関等の情報セキュリティの自主基準たる「金融機関等コンピュータシステムの安全対策基準」(平成10年7月版)において初めてセキュリティポリシーの重要性について注意を喚起して以来、平成11年1月にはこの策定の際の手順を具体的に記した「金融機関等におけるセキュリティポリシー策定のための手引書」を発刊し、当テーマの調査・研究においては関係業界の方々から高い評価を頂いてまいりました。

 当センターでは、さらに関係業界の方々に、より効果的なセキュリティポリシーの策定や効果的な運用に役立つ情報を提供すべく、実際のセキュリティポリシー策定から運用に至るまでの過程の事例研究を行うとともに、実務者の方々に研究会委員として御参加頂き、事例研究をもとに議論頂くこととしました。その「研究会」の議事内容とFISC監査安全部にて作成し委員の方々のコメントを反映したセキュリティスタンダードの例文を併せて掲載したのが当報告書であります。

 本書が皆様にとりまして、それぞれの機関の実情にあったセキュリティポリシー策定と運用の際の参考として活用していただければ幸いに存じます。